VALORANTの国内シーンがヤバいことになりすぎている
Crazy Raccoonは今年の日本代表として世界大会に出場したチームだ。
国内大会も直近が2位だが、それまではずっと1位を守り抜いてきた最強チームだった。
特徴としては2KRと呼ばれる韓国人プレイヤーをルール上の上限である2人までスタメンに組み込んで戦うという多国籍なところと5人1チームのゲームで7人登録するというところがある。
韓国は言わずとしれたゲーム大国でVALORANTのようなFPSタイトルでもやはり強い。
韓国籍の選手をいわば助っ人外国人のように起用するのが2KRというもので5人のなかで最大2人までは日本国籍でない選手を起用できるというところを利用している。
オンラインゲームにはPINGの問題がつきまとい、シビアなプロフェッショナルの世界において地理的に離れている地域に参加するのは難しい。
そんな中でも韓国と日本はほぼ問題が生まれないくらい低いPINGでゲームができるうえ、それぞれ独立したリージョンとなっており、待遇も良いというところから韓国人選手は日本のチームに入るケースも多い。
7人体制もかなり異例な戦術で、世界のどのチームも5人+コーチ/アナリストのような構成のなか選手を7人登録し、マップや戦術に応じて人を変えるということをやっていた。
そのため国内の優秀な選手を引き抜き、抱え込むような形になっていた。
しかし今日、これが一変した。
【VALORANT部門脱退のお知らせ】
— Crazy Raccoon (@crazyraccoon406) 2021年12月28日
この度、
Fisker (@2ert_fps )
Minty (@MintyVL )
Medusa (@FortheMedusa )
Bazzi (@Bazzivlrt )
そしてVALORANT部門のコーチ
mun (@mun_zip )
上記5名が脱退する運びになりました。
チームへの多大な貢献に感謝すると共に、これからのご活躍をお祈り致します。 pic.twitter.com/4HXcMEf1wD
一気に選手が放出されFAとなった。 残ったのは最初からずっと所属しているneth選手だけでそれ以外は皆脱退という形になった。
Crazy Raccoonが選手を抱え込むことで偏っていたバランスが一気に変わる事態になりそうだ。
また今月頭にも衝撃の移籍があった。
⚡ZETA DIVISION VALORANT ANNOUNCEMENT Vol.1
— ZETA DIVISION (@zetadivision) 2021年12月1日
この度VALORANT部門へDep、SugarZ3ro、TENNNが移籍加入する運びとなりました。
新たなメンバーを迎え新生ZETA DIVISIONとして2022年シーズンを戦って参ります。
今後もZETA DIVISIONをよろしくお願いいたします。
📝記事https://t.co/TTyjlxzPeJ pic.twitter.com/CXYveqgsuj
直近の国内戦でCrazy Raccoonを倒し、現状の日本王者となっていたZETA DIVISIONにNortheptionとREJECTからそれぞれエース級の選手が加入した。
もうなにがなんだかわからないくらい選手が移籍し、チームの側は残っていても所属選手がぜんぜん違うみたいなことになっている。
これはある意味スポーツっぽくなってきたというところと目立てる選手はちゃんと稼げるようになってきているということの現れだと思う。
自分はスポーツ観戦は興味ないが、eスポーツ観戦は好きという謎の現代っ子っぽいところがあるので喜ばしい流れだと思う。
個人的には元NortheptionのSeoldam選手がどこに加入するのか非常に気になっている。
めちゃめちゃmontageがかっこよくて本当に好きな選手なので、ぜひ良いところに所属してほしい。
普通に配信映えが半端ないので競技シーンを引退してもストリーマーとしての未来が濃いことまで考えるとCrazy Raccoonなのかななんて思っている。